Unique Melody Maslow

イベントリポート

2023.5.7 eイヤホン大阪日本橋店GWイベント最終日、降りしきる雨の中、やはり気が付けばここに来てしまっていた(^^;)
そこでまず最初に試聴したのがこのUnique Melody社の6月下旬発売予定になる Maslow(ユニークメロディー メンソウル)価格帯はカスタムIEMで15万、ユニバーサルモデルで12万ぐらいになるとの予定。
ドライバー構成は7機、内訳はDD1 BA4 EST2とのことでシェルサイズもやや大きめではあるが僕の耳からこぼれる程ではなくユニバーサルモデルでもフィット感は普通に良かった。
付属ケーブルは軽めで取り回しも良い同社の他のモデルにも広く採用されているメッキ無OFCとのこと。

音質のインプレッション

再生環境はまず雨w室内なのでそれほど気になる湿度ではないがやはり筐体が天然木?という認識があった事もありやや不安。
持ち込んだShanling H7に3.5mmアンバランス接続で試聴。
音源はmicroSDカードのWAVファイル、クラシックフルオケで最も低域が豊かに響くパートを再生したときの実力は欲張らずにそつなくキレ感を重視した僕には満足感の薄い低域だったがしっかりブレーキが利いた解像感のある低域。中低域も同じように感じたが、このモデルはどうやらそこから先が得意レンジのように思えた。残響音から感じるやや広めの音場、金管楽器の高らかに鳴り響く音の張と各楽器との分離感はまるで4.4mmバランスで接続されたような感覚すらある。待ち人がおられるので短めの試聴になったがアンバランスでこの解像感はさすがEST装備ハイブリット機といった説得力があった。

スタビライズド・ウッド削り出しボディー

10万円以上のイヤホンでカスタムともなれば外見はかなり購入動機の要素にかかわる人も多いと思うが、この機種はそのあたりでも抜かりはない。スタビライズド・ウッド削り出しボディーが織りなす「美」は伝わるかどうかは素人の写真で不安だが語るより見て欲しい。
試聴前に不安視した湿気についてだが、木材と言っても樹脂を浸透させてある複合素材?なので手触りはほぼかっちりした樹脂。なので影響は極めてないに等しいと思った。
これがプリントや塗装でなく削り込んで磨き上げ浮き出る模様というのが所有欲を満たしてくれそうだ。美しい…

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