前半記事では出発から開場までを当日のテンションを再現しつつおふざけを多めにお伝えしましたが後半は事前準備から帰宅までに意識したイベントの攻略に重点を置いて進めていきます。
ポタフェス名古屋に限らず他のイベントを回る際の基本的なことも記載しましたのでイベント参加にまだ不安の多いビギナーの方へ、ビギナーの僕視点からお届けする内容となります。
実際に僕が回ったブースの順番については別記事(tweet倉庫)に記載していますが読込に時間を使いますのでネット環境が整っている状態での閲覧をお勧めします。
※前半はこちらからどうぞ↓
ポタフェス攻略の鍵は事前イメージと現場重視の感覚
自身のテーマ決めと予備知識
まずはこの日に自分が何のために参加するのか、どんなメーカーのどんな製品を試聴したいのかなどを今一度整理し、ネットやTwitterで公開されている事前情報を確認しておき、その日の動きをMAPをしっかり見て十分イメージしておきたい。例えば、どの機種を手持ちのケーブルに合わせて、とか、STAX製品の場合だとどのイヤースピーカーにどのドライバー(アンプ)の組合せで聴くか…等です。
しかし、イベントとは生モノ、途中どのような流れになるのか読めない部分も多いため、体調、時間、資金などには余裕を持ってこれに臨みたいところです。
スタンプラリーとは
ポタフェスと言えばスタンプラリーのイメージがある僕、集めるとeイヤで抽選ができ、販促用の非買品やeイヤで用意された商品がゲットできるのでここは押さえておきたいところです。
前に参加したポタフェス大阪でマゴマゴして焦るばかりだった僕はこの事前イメージと予習が出来ていなかったためかなり苦労した記憶があります。なので集める目的があるのならなるべく早い時間に入場し上記のMAPで試聴後にスタンプを押してくれるブースを確認して回りましょう。
周り順と時間配分と体調管理
肝心の当日の動きとしては、まず、逃してはいけなさそうな物販の「ある・なし」とスタンプの「ある・なし」の確認。開幕スタートできるならスタンプは後回しで物販を優先するのか、もしくは目的の試聴機に人気が集まりそうなら、そのブース優先でもいいでしょう。その場合、ブースによってもしくは機種によって整理券を発行する場合があり、これも事前情報がある場合とない場合もあり、数が決められていて先着順で券が無くなる場合もあるので要注意。整理券は何時何分頃と指定があるのでその時間の少し前にそのブースに行けば良いので時間のロスは避けられ、GETできればとりあえず安心です。
まれに予定よりも前に入れてくれたり、視聴時間(制限を設けている場合)を延長して聞かせてくれる場合もありますが…なので常に予定通り運ぶものではないのです。
で、これは運の要素になるのですが最悪なのはことごとく自分が試聴したいブースに人気が集中している状況であります。なので僕のおすすめは、今回の名古屋ように余程のこと(MUSHINさん無双)がない限り物販は無視して1番人気が集中しそうなブースに自分が聴きたい機種があるのならばそこから攻略するのが良いでしょう。ただし聴きたい機種が限定整理券の場合はそちらが最優先となるでしょう。
あとは自分の耳の鮮度が高いうちに聴きたい順に回るか、少し込み合っているブースには何度も様子を伺って人が減ったタイミングで並ぶというような流動的な動きもしつつ、その時の人気集中を回避する柔軟な対応で時間を有効に使いましょう。
あと、連続で試聴すると次々と聴いた記憶がごちゃごちゃになってくるので列に並んでいる間に感想などをメモに取ることもお勧めします。あとは体調の管理を甘く見ない方が良いです。並び過ぎて疲れてきたら必ず休みも取ってください。特にイベントが夏場に開催の場合は要注意ですね。体調が悪いと自身の感度も下がるので視聴どころでは無くなるのです。
試聴時におけるアレコレ
人気のブースに並んでいざ自分の番になった時どうしたらよいのか?すでに後ろに人がまだ並んでいるような状況下ではなるべくスムーズに事を運びたいものだがあらかじめ用意された環境と自分の持ち込んだ音源や機材を接続できるかどうかなど、実際はテンパってしまい本当に試したいことなどができない場合も多々あったので、次はそのようにマゴつかないための手順などを確認していきたい。
試聴機の状況確認
並ぶ前に確認したいことはまず、そのブースの試聴環境。こちらが繋ぎたい機材が接続できるのか?マイ音源のmicroSDカードやサブスクが聴けるのか?そのためのアクセサリーは準備できるのか?など。
使えないならそこで用意されている機材のトータルシステムをチェックしてどのような接続経由で成り立っているかも重要な判断材料になります。今回の名古屋では社外品のごっついアンプと物々しいノイズフィルターらしきパーツを接続していたヘッドフォンもあり、中々のドーピング仕様になったまま聴かせていたブースも散見された。イベントの短い時間でなるべく正確な情報を得るのはかなり難度が高い作業ではありますが、それでも実際に聴くか聴かないかでは雲泥の差がありますね。
ブースの並び方
各ブースにはそれぞれそのブースのルール的なものがあったりなかったり…その都度確認してから並び始めたいのだが誘導にスタッフを割いてくれているブースなら安心なのですが、そういった配慮までなされているブースは少数で、ほとんどの場合は目当ての機材の後ろで待つか、スタッフに聞けそうなら先に確認した方が良いでしょう。あと、常に人が並んでいるブースには時間制限が設けられている場合があり、10~15分のタイマーが目の前に設置されていていたりする。大抵皆さん時間いっぱいまで聴かれる場合が多いのでここに3人並んでいたら最大30分~45分待ちという事になり、こういった情報もあらかじめ並び始める前に確認した方が良いでしょう。
人気ブースでは実際、イベント終了時間の間際まで2~3人待ちの状態がありました。
ブース内で手際よく試聴を進めるには
まず接続前にボリュームチェック。最小であるか要確認であり、終わったらまた最小に戻すのが基本です。それから次は事前に用意した音源を手際よく再生させて聴くべきポイントをしっかり決めておくという事になるでしょう。僕の場合は急ぎでは2~3パターンを、少し余裕がある場合は5パターンまで用意して聴きます。多すぎても後でメモなど取る場合、大変な作業になり、記憶もあいまいになるので本来なら1曲の1パート勝負で決めるのが最も効率が良いですがそこまで割切るのは難しいでしょう。このような大型イベントの場合は聴きたい機種があればあるほど1機種に割く時間は限られてきますのでインプレッションの鮮度や正確性を上げるためには欲張って聴きまくるのはお勧めしません。
撮影、質問は可能か?
ほとんどの場合、人の顔が写らなければOKというのが多いものの、念のため申告して撮影した方が良いでしょう。その場合はもちろんタイマーが設置しているならそれをスタートさせてからで、隣や他の方に十分配慮がいるでしょう。質問も同様ですが、タイマーなど設置がない場合でもとにかく込み合っているのかどうかの判断をしてから、余裕があればそれらをお願いするとか、何度か訪れて小分けに目的を達成するやり方がお勧めです。
試聴後の行動は?
試聴後はアンプやDAPなどのボリュームを最小にして、プラグなどを抜きます。
イヤホンの場合はあらかじめ用意したハンカチやウエットティッシュで軽くクリーニング。その際、湿気には十分注意し、外側のみを軽く拭き取ること。大抵はスタッフが「こちらでやりますので」と言ってくれるのでその場合はすみやかにお返ししましょう。
列が形成されていた場合は次の方がスムーズに席につけるように配慮しましょう。僕の場合は軽くお辞儀して「お待たせしましたの意」を表明して退席します。
なんだか色々書きましたがマナー的な部分は特別何も難しくなく、ごく当たり前の範囲でふるまえば大丈夫です。中には試聴中に横から入ってきて機器を眺めたり、パンフを持っていかれる方もいますが、そこは気にせず、自分はなるべくやらずに、された時はあまり気にしないというスタンスで良いと思います。
家に帰るまでがイベント攻略
さて、そんなこんなでポタフェス名古屋を楽しみつつ攻略していきましたが、まだ続きがございます。
主催のeイヤホンに立ち寄ることが最大のミッションなのですw
これをおこなわずに帰宅するなんてもはや次回いりませんと言っているに等しい反逆行為(大袈裟ともいえないよ)なのです。お気に入りの機種と出会えたならその子を迎えに行きましょうw
あと、名古屋に来て「味噌カツ」を食べないとか「ういろう」を買って帰らないとかも寂しいです!
なので溜めたスタンプを握りしめeイヤホン名古屋大須店へ向かいましょう~
eイヤホン名古屋大須店へ
eイヤホン名古屋大須店に行く道中にある「山中ういろう」はマジでうまいっす(^^♪お勧めです
で、eイヤ大須店の入り口ですが…これはかなりうろうろしてやっとたどり着きました
さすがに前半に使った「ドラクエ戦法」が使えず「さまよう鎧」状態だったのですがなんとか到着
エリアが区分けされていて高級機の試聴コーナーがちょっとしたVIP感があるので楽しいです
本エリア?は若い人にあふれ気軽に商品に触れられる環境なので「沼トラップ」としては最高ですねw
到着が遅めだったので抽選はすでに良いのが出た後の祭りでささやかな景品をGETしました(^^;)
中古5%引きが適応される状態でしたがお目当て品が在庫なしとのことで今回はそのまま帰宅となりました。
ポタフェス名古屋の成果
言い忘れていましたが、各ブースには試聴が終わったら販促品が用意されている場合があって、とりあえずそういったグッズも合わせてささやかな収穫があったのですが、なんといってもMUSHIN君ケース2種とあたりで出たUP2が思いのほか高性能&コンパクトで良かったです👍
普段絶対買えないレベルの名品の数々と、予想外の良機体との出会いに感謝感謝でございました。
STAXでは改めて静電駆動コンデンサ型イヤースピーカーの圧倒的な世界観とCampfire AudioのTrifectaには腰を抜かすほどの低音の迫力を感じてしまい、意識を持ってかれてしまいました
というわけで今回のポタフェス名古屋攻略は終わりにしたいと思いますが、最も大きな成果としましては、やはり前半で語った勇者な兄貴たちの存在です。リアルで出会ってその後もTwitterで仲良くさせていただいております<m(__)m>
この体験がもとになり、4月後半の「ヘッドフォン祭」に行くことにまでなろうとは…
ポタオデだけにイヤホント…この世界はとんでもない魅力に包まれておりますんで、イベントに行ったことがない方はぜひトライしてみてください。ボッチでも、というか逆にボッチならではの機動力で思いっきり楽しめますし、何ならその場でパーティーを組んで楽しんでいる方々も見かけましたよ(^^;)
さてさて、いよいよ次はポタフェス 2023夏 秋葉原 7月8日 (土)・9日 (日) ベルサール秋葉原にて開催決定となりましたが…僕の方は大阪からまたしても出撃できるのか未定ではありますが、2日間開催なので真夏の対策をしっかりと、いける方はどうぞ身体と資金?にお気を付けて===いってらっしゃいっ!
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